今回もアケコン改造やっていきます。
今年に入って毎月のように何かしらアケコン用のパーツが出ているような気もしますが、気にしないことにしましょう。
財布の中身を見てはいけません。
趣味ってお金がかかるものなんですよ?
なお今回はアケコンの分解を行いますが、詳しい分解方法は以前公開した記事を参照にしてください。
分解方法は以下から
変則バネ仕様セイミツレバーとは?
今回購入したレバーはこちら!
『変則バネ仕様セイミツレバー』となります。
セイミツ工業から販売されているこのレバーは以下の特徴があります。
変則バネと専用のスペーサーを使用することで、「戻り重視」と「入力重視」を選択することが可能(出荷時は戻り重視セッティング)。
標準取り付けのガイドが八角メインガイド。
セイミツレバーには珍しいMSベース仕様。
となっております。
つまりどういうこと? という方のためにそれぞれ詳しく紹介していきたいと思います。
変則バネと専用のスペーサー
上下でバネの巻き数が違う専用のバネと専用のスペーサーを組み合わせてスイッチングを行います。
巻き数の多い方を上(レバーボール側)にセッティングすれば戻り重視のセッティングとなります。
レバーを倒した後のニュートラルへの戻りが強くなり、ステップ・ダッシュといった連続入力がしやすくなります。
巻き数の少ない方を上にセッティングすれば入力重視のセッティングとなります。
コマンド入力などがやりやすくなるので、滑らかな入力を求めている人は入力重視のセッティングにしましょう。
好みに合わせてセッティングを調整しましょう。
個人的には戻り重視の方がキビキビしてて操作しやすかった印象です。
八角ガイド標準取り付け
基本的に日本でのアーケード筐体、販売されているアケコン、レバーのほとんどが四角ガイドが搭載されていますが、このレバーは標準搭載は八角ガイドとなっています。
八角ガイドが標準搭載というのも珍しく、標準搭載のガイドとして選択したのにはわけがるのでしょう。
個人的には普段から八角ガイドを好んで使用しているので違和感は感じなかったです。
MSベース仕様ベース板
一部アケコンには嬉しいMSベース板。
通常、セイミツのレバーは横に広めなベース板を採用しているのですが、アケコンによっては取り付けが難しいものがありました。
※Victrixなどは取り付け位置が狭いので40周年レバーなどは設置できませんでした。
取り付け時の注意
注意しなくてはいけない所は主に2点!
●ベース取付穴
ベースのネジ穴部分がタイトに作られているため、アケコンによっては本体とベース板のネジ穴がズレる場合があります。
Qanba Pearlに関してはこのネジ穴の位置が合わずに取り付けができませんでした。
●ケーブル長
こちらのレバー、端子が本体真ん中についています。
アケコンによってはレバー側の端子にさすハーネスの長さが足りず設置出来ても接続ができないものがあります。
Victrixの純正ケーブルだと長さが足りなかったため、現状では搭載不可能となっています。
※今後ハーネスを自作して搭載をしてみようと考えています。
変則バネ仕様セイミツレバーまとめと今後
現状、私の所持しているアケコンの中では刃にしか取り付けができませんでした。
セイミツレバーに共通して言えるのですが、スイッチにヒンジがついているため、操作感は三和よりもセイミツの方が個人的に好きです。
アクチュエーター+変則バネ+八角ガイドの使用感は慣れるまで大変そうですが、私の感想としては戻り重視のセッティングが使いやすかったです。
あとは設置できるアケコンがどれなのか事前にわかればといった感じですが、ベース側のネジ穴の加工をどうにかしてくれば…といった感じです。
私はこのベース板を加工しようと思い、ドリルを物色しています。
加工してまで取り付けたいと思うようなレバー、といった感覚です。