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アケコンボタン交換・簡単交換方法【アケコン改造】

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最近新しいアケコンを入手して上機嫌なウィングです。
今回はタイトルの通り、アケコンのボタン交換の記事を書いていこうと思っています。
現在販売されているアケコンは大体『三和電子』製のレバーとボタンが搭載されており、ノーマル状態で使用しても何ら問題がありません。
しかしながら、様々な材質・色・性能のボタンが沢山あるので、プレイのしやすさを追求する・他とは違う個性体なアケコンを作るためにも、ボタン交換をおこなっていきませんか?

アケコンの改造をしてみたいと思っている方も、まずは簡単なボタン交換からはじめるのはどうでしょうか?

ボタン交換するのに必要なもの

まずはアケコンのボタン交換に必要なものから紹介。
基本的にはドライバーとラジオペンチくらいしか工具は必要ありません。

準備するべきもの

・プラスドライバー
ワンタッチ開閉式以外のアケコンで使用します。
ビット(先端部分)が10cm程度の長さからのものが使いやすくていいと思います。

▲ドライバーセットよりも単体で売られている長めのドライバーがベスト。

・ラジオペンチ
ボタンに接続されているケーブルを外す為の道具。
ものによっては本当にファストン端子が固いのでラジオペンチは必須。

別途準備しておくと良いもの

・エアダスター
長く使っているアケコンは徐々に内部にゴミが溜まっていくので、それらを吹き飛ばすために使用する。
無くても良いが、折角なのでボタン交換と一緒にやってしまおう。

・メガネ拭き
アケコンはアクリルやプラを多く使用しているので汚れはすぐに落ちるが、こちらも折角なので準備しておき、本体をキレイキレイしよう。

・スナップアウト
アケコンのボタンを簡単に取り外すことのできるアケコン用の工具。
はめ込み型のアケコンボタンを使用する際に重宝する。

▲アケコンのボタンを外すためだけに作られている。必要と感じたら準備しよう。

Qanba Pearlのボタンを交換する

今回ボタン交換を行うアケコンはこちら、以前の記事でも紹介したQanba Pearlです。

▲ノワール配置の高級アケコン。白い見た目が麗しい。

Qanba Pearl
・使い勝手
★★★★★★★★☆☆
・性能
★★★★★★★★★★
・値段
★★★★★★☆☆☆☆
・入手難度
★★★★★★☆☆☆☆
・改造のしやすさ
★★★★★☆☆☆☆☆

入力遅延極小、耐久性もアリ、カジュアルに使用するにも改造を施してバリバリ使用するにも問題ない一台。
本体内部も広くケーブル類も綺麗にまとまっているので、メンテナンス・カスタマイズ性も高いので作業をしやすいと思います。
はじめてのパーツ交換や改造にも向いていると個人的には感じます。

交換するボタン

今回交換に使用するボタンは秋葉原にある『千石電商』で購入してきました。

▲千石電商は秋葉原店以外にも大阪日本橋店が存在する。

三和電子製のはめ込み式ボタン30φ・メタリックピンク(OBSJ-30-JP)。
最初からQanba Pearlに搭載されているボタンの同性能で色違いのものとなっています。
値段は1個490円~550円程度、通常タイプのボタンが1個190円ほどなので、まぁまぁお高いボタンです。こだわっている部分なのでこれくらいの値段差は気にしない!

▲三和電子では他にも、静音ボタンをはじめ様々なタイプのボタンを製作している。

ボタン取付けタイプの違い

アケコンのボタンには2種類の取付け方法が存在しています。
それが『はめ込み式』と『ねじ式』の2種類です。
はめ込みタイプはボタンについている爪で本体にひっかけるタイプとなっており、穴径さえ合っていればほぼどんなアケコンにも取り付けることが可能です。

▲取り付けやすいが取り外しにくい、場合によっては爪が折れてしまうこともある。

もうひとつはボタン本体とリングで挟み込む『ねじ式』となっています。
取り付けも取り外しもそこそこ簡単で、はめ込み式のように爪が折れて「これはもう使えません」となることがありません。
しかし、ボタン同士の間隔によってはアケコンに取り付けることができない場合もあります。

▲大体は大丈夫だが、ねじ式はリングが隣のボタンと干渉してしまう場合もある。

自分の好みと取り付けるアケコンに合わせてはめ込み式かねじ式を選ぶのがいいでしょう。

本体カバーを外す

まずは内部にアクセスするために本体のカバーを外します。
メーカーや機種によって内部アクセスの方法が違いますので、そちらは別途注意してください。
Qanba Peralは底面のネジを外してカバーを外すタイプとなっています。

▲底面のネジを外して底面カバーを外すタイプ。

ネジの場所は6か所。
1か所だけ検品シールの下にネジが隠れているので、シールを取ってからネジを外しましょう。

準備しておいたドライバーで全てのネジを外します。
無くさないようにひとつにまとめておきましょう。
私は紙コップのような深さのある小さ目の容器に入れて置いておきます。

▲カバーの固定用ネジは結構小さい。無くさないように保管しておこう。

底面を外すしたらまずはヘッドセット用の配線を抜きましょう。
このケーブルを外すことで底面と本体を完全に離すことができます。

▲一応外さなくても作業はできるが、結構面倒なので思い切って端子は抜いておこう。

本体内部はこんな感じになっています。
小型アケコンよりも広々としていて作業がしやすいのが嬉しいですね。
物によっては作業がビックリするくらい面倒なアケコンもあるので、メンテナンス性というのはやはり大事ですね。

▲ボタン用ケーブルは余裕をもって長く取られており、尚且つ最初からまとめられているのが高ポイント。

アケコンボタン交換

内部へアクセスができたら次はボタンの交換を行います。
ボタンの交換手順は以下の通り
1,刺さってるケーブルを2本とも抜く
2,ボタンを本体から外す
3,新しいボタンをはめ込む
4,ケーブルを指す
以上、とてもシンプルです。
では順番に画像を交えて見ていきましょう。

ボタン底面に刺さっているケーブルを2本とも抜きます。
手でも外すことは可能ですが、物によってはかなり固くはまって抜きづらくなっているので、ラジオペンチなどを使うといいでしょう。

▲ほとんどのボタンがファストン端子で接続されている。かなりガッチリとはまっているので注意。

基本的にボタン交換は一個ずつ行いましょう。
一気にケーブルとボタンを外した場合、1個のボタンに2本ケーブルが刺さっていて、それがボタン分あるのでQanba Pearlだと最大16本のケーブルが宙ぶらりんになってしまうからです。
絶対にこんがらがりますよね…

▲一個分のケーブルを外したらボタンを交換。ケーブルを刺したら次のボタンへ…この繰り返しを行おう。

次はボタンを外しましょう。
はめ込み式ボタンの場合、左右の爪を指で挟んだのち少し押すよう力を加えると外れます。
※この際に挟む力をかけすぎると爪が折れてしまいます。

さて、ボタンを外したら天面に戻りましょう。
取り外すのとは逆の手順でボタンを取り付けていきます。

ボタンを穴に入れたら…

カチっと音が鳴るまで上から押さえるだけ

▲Qanba Pearlはボタンの爪がおさまる切りかけがあるので作業がしやすい。

あとは抜いたケーブルを新しいボタンの端子に刺し込むだけとなります。
端子とケーブルはどっちと繋いでも大丈夫です。
同じ色のケーブルが2本刺さっていれば問題なく動きます。

あとはこれを繰り返していきます。
最後、底板を閉じる前にボタンが反応するかチェックを行いましょう。
ワンタッチ開閉式ならあまり苦にならないですが、しっかりとネジ締めを行った後にボタンの配線が間違ってたなんてことがあったら二度手間になってしまいますからね。
最終確認後、底板を閉じて交換は完了となります。

▲ボタンを変えるだけでも気分一変。使い慣れたアケコンもまた変わって見える。

自分のプレイスタイルに合わせてアケコンのボタン交換を

野球選手のバット、テニス選手のラケット、陸上選手のシューズのように、格ゲーマーにとってのアケコンは試合に臨む上での重要なデバイスとなっています。
素晴らしいプレイを見せてくれるアスリート(プレイヤー)ほど道具を大事にしていますし、メンテナンスもしっかりと行っています。
ボタン交換という決して難しくない作業ですが、これができるだけでも機材トラブルに対応もでき、尚且つ自分のアケコンをひとつの作品として目立つようにカスタマイズもできます。
気分で様々な色のボタンを組み合わせてもいいですし、性能で選択するのもいいでしょう。

今回使用したアケコンのレビューはこちら

【アケコン】Qanba Pearl紹介【Obsidian別色】

色違いのQanba Obsidianもあります

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  • この記事を書いた人

あんどーさん家

クリエイター集団『あんどーさん家』のサイト。 水樹・たいありウィング・庵堂ナイチンゲールの3名が所属。 各々の得意分野で各々が発信を行っている。 共通していることはお酒好きでゲーム好きということ。 日々の生活がちょっと楽しくなる情報を発信したい。

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